二世帯住宅と断熱

二世帯住宅を検討するなら、高断熱性の住まいにも注目しましょう。高断熱性は断熱材の種類と施工方法がポイントです。
注文住宅のほうが断熱材の選択肢が豊富です。工務店によってはメーカー割引で取り扱ってくれる場合がありますので、どのようなメーカーとの連携が可能なのかをチェックすると良いでしょう。新築の際には無料見積りで複数の工務店を比較できますから、断熱材に関しても情報を提供してもらうと良いでしょう。
断熱材だけでなく塗装で断熱効果を高める施工方法もあります。
屋根塗装と外壁塗装は同じ種類の塗料を選んで施工したほうが、メンテナンス性が高まります。詳しくなってしまいますが、屋根塗装の中には雨どい塗装も含まれていると安心です。断熱材を弱める原因になりがちなのが雨漏りなので、塗装は経年劣化しにくい光触媒を選ぶと安心です。
予算の軽減のために屋根と外壁で塗料を変えてしまうと、将来的にリフォーム時期が屋根と外壁でずれてしまいますし、片方の経年劣化を放置していると雨漏りが発生しても気づきにくいデメリットもあります。雨漏りは部屋に水滴が落ちる現象だけではなく、部屋には水滴がまったく落ちてこないのに、壁の中に水滴が落ちて、柱と梁に水滴が伝わって建物の構造体を傷めてしまう場合も多いからです。断熱材も劣化しやすくなってしまいます。屋根塗装と外壁塗装を劣化しにくくしておくと、断熱効果の持続性も良くなります。

二世帯住宅は大型住宅で設計される場合も多く、維持管理コストは大変です。少しでも維持管理コストを軽減させたいのなら、注文住宅ならではの断熱施工にも注目しましょう。注文住宅ならではの断熱施工のひとつが、さまざまな性能を同時に備えている施工スタイルです。
新築するときは最新の技術を反映できますが、建売分譲のように大量生産によるコスト削減効果が反映されていると、やや高額な最新の設備機器類は設置しにくくなります。注文住宅はメーカーとの提携によっては、最新の設備機器類を割引価格で設置できますので、まずは相談しながらチェックしましょう。
光触媒のように耐久性の高い塗装で仕上げている注文住宅は、断熱性も高くなるように施工されています。リフォームの回数を減らせるメリットがある一方で、工務店にとってはメンテナンスを定期的に行えるメリットもありますので、住まいと業者と長く付き合い続けたいときは、光触媒と断熱の関連性に注目してみましょう。光触媒の二世帯住宅は、高気密と高断熱が基本設計になっている工務店も多いです。