一戸建てリフォームとリフォーム中の暮らし方

新築の注文住宅も年月と共に室内外が劣化したり、家族の人数が変化する、あるいは機能的に不便になるということもあります。当時はプランについては検討する余裕もなくとりあえず住まえる住宅を建てたというケースもあると思われます。
不便さを感じるとそれを機会としてリフォームを行う場合があります。小規模のリフォームの場合は養生シートで仕切って現在の生活を続けながら工事場所を避けて交互に行うこともあります。
しかし大々的なリフォームを行う場合には期間も長くかかりますので家具や電化製品、寝具、小物などはとりあえずレンタルのコンテナハウスのようなところに預け入れ、家族は仮住まいをする必要も出て来ます。
工事期間が長引くと仮住まいの期間もそれだけ延びて余分の費用がかかって来ます。ホテルを利用するというのも費用が高くつくもので期間が長引いたり、行楽シーズンであれば宿泊費用も高めに設定されているケースもあるもので難しいものがあります。
かといってビジネスホテルはどうかというと家族にとっては狭苦しいのと毎日の生活には向かない面も多いものです。
ウィークリーマンションとかマンスリーマンションという形態もあり、それなりの価格で借れ、駅の近くとかで便利な場合も多いものです。しかしビジネスマンとか学生向きという単身者向けの場合が多く、これを借りるとなるとかえって高ものに付くことも考えられます。
家族に適した賃貸物件を探すという方法もありますが契約期間は大抵の場合は2年間となっています。しかし事情があれば途中で解約することもでき、その場合には解約の予告期間というものが定められていてその期間内に家主に通知する必要があります。一般的にこの解約予告期間は1ヶ月から3ヶ月前となっていますが物件によって違いもあります。
この解約予告期間に違反して突然解約する場合には違約金を支払わなければならない場合があります。あるいは物件によっては2年間借りないと敷金がかえって来ないというところもありますので最初に確認して置くことも必要です。
リフォーム中の為ということを家主側に伝えておくと事情を斟酌してもらえることがあるかもしれません。
ここに入居する場合は荷物も持ち込めることになりますのでレンタルのコンテナハウスを借りることは不要となります。その代わり初期費用の敷金や礼金、仲介手数料、火災保険料、保証人を立てるか家賃の保証会社に加入する必要があります。
あるいはリフォーム業者や工務店が仮住まいの物件を紹介してくれる場合もあるかも知れませんのであらかじめ聞いておくのも対策の1つとなります。